自転車業界に参入したSHOEIのBMX/MTB用ヘルメット・X-GRIDとは

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予兆

1年と少し前でしょうか。SHOEIが自転車用ヘルメットに参入するという
ニュースが業界に流れました。
OGKカブトが自転車用フルフェイスモデルから撤退して数年。
国内メーカーでBMXやMTB用ヘルメットのラインナップは
一時空白期間となっていたのです。

このニュースはオートバイ業界から見れば衝撃的な一方、
自転車業界からすると満を持してというイメージでもありました。
というのも、BMXやダウンヒルのような競技として
過激な部類のジャンルでは、安全性能を求めて
自転車用ヘルメットより頑丈なオートバイ用のヘルメットを
被るユーザーが一定数居たからです。

BMXは土の上は勿論、時に舗装された路面でレースをしたり、
トリックを繰り出しますし
ダウンヒルにおいては下りのスピードは
モトクロスやエンデューロを凌ぐ場面も珍しくありません。
考えてみれば自転車とは言っても転倒時の衝撃はオートバイに匹敵しますもんね。

そこで、オートバイ用としては比較的軽量で国内メーカーである
SHOEIのヘルメット=VFX-WRなどを着用する流れが出て来るということ。
なので、こうした流れを受けてSHOEIが直接自転車業界に参入するのも、
ある意味自然な流れなのかもしれません。

満を持して登場の自転車用ヘルメット・X-GRID

前置きが長くなりましたが、SHOEIから登場した
BMX・MTB用のフルフェイスヘルメット・X-GRIDです。
読み方は【クロスグリッド】だそうです。

外観を見てみよう



こちらがX-GRIDです。
オートバイ用のVFX-WRに比べバイザーがやや短く
エッジの少ない丸みを帯びたシルエットですね。
帽体も一回り小さくなっています。


横に並べて比較してみましょう。
左がX-GRID。右がVFX-WRです。
デザインは部分的に似ているところはあるものの、
ほぼ別物といったところ。

デザインとは別に目につくポイントとしては、
ベンチレーションの数と大きさでしょうか。
VFXよりも大胆に開口されていて通気性はとても良さそうです。

内装やギミックはどうか


内装の作りはVFXというかSHOEIのスタンダードな作りに準じています。
チークパッド下の赤いループに指を入れて
引っ張ることでパッドを引き抜くことが出来る
E.Q.R.S.(Emergency Quick Release System)機能を搭載。

ライダーが気絶していたり、頚椎へのダメージが疑われる場合に
首に負荷を掛けずにヘルメットを脱がすためのギミックです。
チークパッドを外せばスルリとヘルメットを脱がせられますからね。



衝撃吸収ライナーは頭頂部が分割されており、強い衝撃が加わった際に
スライドして衝撃を逃がす
「M.E.D.S.」(Motion Energy Distribution System)というギミックを採用。
これもVFX譲りの機能です。

バックルはワンタッチ仕様



首紐の固定はオートバイ競技用で一般的なDリングではなく
ワンタッチバックルを採用。差し込むだけ・赤いレバーを起こすだけで
ロックとリリースが可能です。
これは着脱しやすくて便利ですね。

重量は軽いのか


帽体(ボディ)の素材はオートバイ用と同じFRPですが、一回りコンパクトであることや
肉厚の調整などにより、VFXよりかなり軽量になっています。
MサイズでVFXがおおよそ1330-1350gなのに対し、
X-GRIDは963-985gと30%近く軽くなっています。やはり自転車用はこうでなくっちゃね。

結論=初参入のヘルメットにして完成度◎

長年オートバイ用のヘルメットを作ってきたSHOEIだけあって、
最初から完成度は非常に高いものになっています。
もちろん被り心地は国産メーカーのジャパンフィットなので最高ですし、
パーソナルフィッティングシステムサービスによって
各ライダーの頭の形に合わせた調整を施して納品させて頂きます。

ただ、あくまでBMX・MTB用ヘルメットなので、
オートバイ用として公道やレースでの使用はダメですよ。
軽くて涼しいのは事実ですが、オートバイには
オートバイ用のヘルメットを被りましょう。ダープラとのお約束です。

BMX・MTBライダーの皆様は是非試してみて下さいね。
現状瀬戸店のみの取り扱いですが、近々大阪店にも在庫予定です~


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