ダートフリークに新型のKLX230が納車されました。
開発用車両として購入したので、これから既存の部品が取り付け可能か、もしくは新規開発が必要かなどを
確認し、順次適合するカスタムパーツを増やしていこうと思います。
と、いう作業を始めたところなので、既に色々とパーツが取り付けられていますね。
ちょっと車体を細かく見ていきたいと思います。
まずはヘッドライト。大きかった先代から小振りなLEDのヘッドライトに変わりました。
KLX230SMが先行してこのヘッドライトを採用していましたが、こちらの方が軽くてカッコ良いですね。
ウインカーは昔ながらの電球タイプなので、LEDに交換すると引き締まりそうです。
写真が暗くて申し訳ないですが、スクリーンは先代のものがそのまま取り付け出来そうです。
ZETAのスクリーンは風防としての効果はもちろん、アクセサリマウントとしても活用できるので、
スマホホルダーやUSB電源など、色々と取り付けるのになにかと便利です。
ハンドガードはノーマルのハンドルバーにアドベンチャーアーマーハンドガードが取り付け出来ました。
ただ、クラッチスイッチの配線を少し押す形になるので、微調整を念入りにして頂く必要があります。
専用品を開発するかも・・・とのことなので、少しお待ちいただくのもアリですね。
ノーマルのハンドルはバーエンドに8mmのボルト穴が開いているので、ハンドガードはアンカーを使わず
直接ボルト固定が可能です。
配線を押しているというのはこの部分ですね。
気にしなくても良いし、気になる方は気になるかな・・・というレベルです。
レバーは従来と同じものが適合します。
もっと言えばKLX250の2008年以降のものがずっと適合するのです・・・
(一部隠れていますが)外装デザインはKX250/450のものを踏襲したデザインに一新。
先代も当時のKXイメージのデザインでしたが、モトクロッサーと一緒にリニューアルされた形になります。
これは文句なしにカッコ良いでしょう~。
シュラウド・サイドパネル・リアフェンダーまで繋がりがスムーズで、
乗車時のポジション変更においても引っかかりが無いのが良く考えられていると思います。
シートもトレールバイクとしてはとてもフラットな形状で良いですね。
L字に曲がっていない形状なので、着座位置の変更がとてもスムーズです。
この辺りもモトクロッサーのデザインを取り入れている効果が出ています。
ラジエターの無い空冷エンジン故にシュラウドの張り出しはとてもスリム。
車高が低いわけではないのですが、車体がコンパクトに感じる一因でもあります。
管長を長くとりトルクの出そうなエキパイに各種デバイスの装着で空冷ながらも排ガス規制に対応する230エンジン。
結構良く回るエンジンで、馬力こそ高くはありませんが乗ってみると中々に速いと感じるエンジンです。
今回のモデルチェンジで一番嬉しいかもしれないポイント、アルミスイングアームです。
やっぱりここはアルミでしょう、ということで。
チェーン引きもモトクロッサーと同じアクスルブロック方式で確実な調整・固定が可能です。
ブレーキペダルは純正でウェーブ形状。
ここは普通にクオリティが高くて良いですね。
もちろん前後ABS装備です。
と、いうわけでざっくり色々見てみましたが、
全体的にカッコ良く、細部もアップデートされていてこれは間違いなく良いバイクです。
セロー250より戦闘的でライディングポジションが決まり、CRF250Lより軽く軽快な走りが出来るという、
両者の中間に位置する特性かなと思います。
逆に言えば、セロー250ほどトルクフルで柔らかな特性ではなく、CRF250Lほどハイスピードには対応しないという言い方になるかな?
各社差別化がされていて面白いところです。
近く発売されるシェルパも楽しみですし、モタード仕様のKLX230SMにも期待が高まります。