みんなの欲しかったオフロードブーツ

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全世界待望


SNSで告知するやいなや大反響のブーツ・それがDFGアドベンチャーWPブーツです。
WPっていうのはウォータープルーフ=防水って意味ね!

記事のタイトルにもありますが、
お客様から頂くご要望を詰め込んで作られたのがこのブーツです。

要望①防水

要望のポイントはいくつかありますが、まず第一に防水であることが挙げられます。
林道ツーリングに行くなら水溜まりは想定されますよね。
それにツーリングである以上、雨対策もしておきたいところです。
・・・というわけで防水仕様のブーツが欲しくなりますね。

一般的なオフロードブーツは防水では無いものがほとんどです。
理由としては、モトクロスにしろエンデューロにしろ、
スポーツ用のブーツなので通気性優先だからです。蒸れを防ぐために防水性は持っていないのです。
・・・普通はね!


この履き口のカバーより下までなら基本的に浸水しません。
長時間水に浸かっていればその限りではないのですが、
そんなシチュエーションもないですよね。
よっぽど浸水の心配は無いと思います。
これで雨の日も水溜まりも怖くありませんね。

要望②柔らかい履き心地


これが一番多いご要望でしょう、柔らかいことです。

店内でブーツを試着された方は十中八九「固っ」と声を挙げます。
そうです、固いんです。
ブーツと言うのは転倒時にバイクと地面に足を挟まれたり、
路面からの突き上げる衝撃から足を守るものなので、ある程度の固さが必要なのです。

故に、操作性を重視して柔らかいブーツが欲しいという声は理解していても
あまりにも柔らかいとブーツの意味をなさないというジレンマがあります。

お前んちの階段急だな


なので、非常にバランスには気を使いながら柔らかさを追求しました。
結果、エンデューロなどの本格走行には向かないものの、
林道ツーリングでは十分なプロテクション性能を持たせることが出来ました。


足首の内側にはESAという特殊素材が仕込まれていて、
通常は柔らかく、衝撃を受けると瞬間的に硬化して足首を守ります。
(要するにD3Oみたいな性質)

こうした工夫で動きやすさとプロテクション性能を両立出来ました(^_^)
新品でも十分柔らかく出来ていますが、履きこむともう少し柔らかくなります。
シフト操作もブレーキ操作もストレスフリー。

要望③ブロックソール

3番目のご要望はブロックソールであることです。
林道ツーリングに用途を絞ると、歩く機会が多いとか、
スタック時に押し引き出来るようにソールのグリップ力が欲しくなります。

足首の柔らかさも相まって、歩くことが苦にならないのはとても魅力的です。
ただ、ハードエンデューロまでは対応していないのでご注意ください。

これも、一般的なオフロードブーツではフラットソールと呼ばれる
名前通りのフラットな靴底になっています。
何故かと言えば、ステップに引っかかりにくくして荷重移動をしやすくしたいとか、
コーナリングで足を出した際にも引っかからないようにという理由です。

どちらが優れているか、というのは使用する状況によります。
ただ、林道向けアドベンチャーブーツという商品の仕様を考えると
ブロックソールが最適かなと言えますね。

要望④軽さ

次のご要望は軽いこと。そうです軽いにこしたことはありません。
休憩時間には脱ぐことも容易なモトクロスと異なり、
自走で林道ツーリングに出かける場合、半日以上履きっぱなしになるものです。
歩く機会も多い用途なので、ブーツの重量はそのまま疲労の度合いと比例します。

このアドベンチャーWPブーツは26.5cmでおおよそ1.1kgと軽量に出来ています。
他の入門向けブーツでは1.4-1.6kgの範囲が相場なので、随分軽いことがわかりますね。
因みに、

上級者向けハイエンドモデルのブーツでは2kgを超えるものも普通にあります。
そう考えるとほぼ1kgっていうのは凄く魅力的ですね。

ブーツの重量比較の記事はこちら↓

要望⑤履きやすさ

最後のご要望は履きやすさです。
オフロードブーツというのは輸入製品が基本なので
FOXであればアメリカの足、alpinestarsではイタリアの足を基準に作られています。
それが日本人の足に合うか・・・少々相性の良し悪しが出ます。

しかし、DFGはダートフリークのブランドです。
しっかり日本人の足に合わせて作りました。
日本人の足の特徴と言えば、良く挙げられるのが以下の3つです。

①甲高
②幅広
③脹脛が太い(正確にはピークの位置が異なる)

もちろんこの点は押さえています。
開発担当が現地工場に出向き、足型を専用に作って
擦り合わせしてきましたのでバッチリジャパンフィットですよ。


脹脛周りも余裕を持った設計にしたことで
ゴツめのニーシンガードでも問題なく対応可能。
カモシカの様な足でも大丈夫です。

まとめ

と言うわけで、8月上旬発売予定のDFGアドベンチャーWPブーツのご紹介を致しました。
林道ツーリングに向けた、気軽に履けるブーツとして防水・柔らかい・ブロックソール・軽い・ジャパンフィットという
ポイントを全て押さえた製品に仕上がっています。

このブーツがオススメなライダーは、オンロード~林道に軽く入って遊びたい方。
ジャンプを飛んだり本格的なオフロード走行を想定していない方です。


そのために靴底も柔らかい素材をチョイスしています。
一般的なオフロードブーツは手でこんな風に靴底曲がらないのですが、
このブーツはこんなに曲がります。

これが歩きやすさで大きな効果を生む一方で、鋭いトゲトゲのフットペグの付いた
バイクでハードに走るとちょっと”もたない”と思います。
そういう意味でもオンロード~林道ツーリング向けのブーツってことですね。

逆に、アレコレ幅広い遊び方を想定されているライダーの方には
先行して販売されているDFG フレックスブーツがオススメです。
こちらであれば、林道ツーリングはもちろん、エンデューロなどまで対応しています。

こちらのアドベンチャーWPブーツですが、
価格も頑張って抑えました。税込み定価33,000円です。

このブーツは素材で言えば、合皮とプラスチックを主体に使用していますが、
これも価格を抑えるための工夫なんです。
本革にすれば馴染めば馴染むほど柔らかくなりますが、
関税もあり価格は大きく跳ね上がります。

更に、合皮とプラスチックであれば、革製品に必要なミンクオイル塗布などのメンテナンスも不要になります。
普通に洗って、陰干しするだけでOKです。
頻繁に汚れるのがオフロードブーツですから、
こうしたメンテナンスの容易さも重要になるわけですね。

これからオフロードデビューしたい方、のんびり林道を楽しみたい方に是非お試しいただければと思います。


寺尾 拓郎

この記事を書いた人

店長

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