かなーり気合の入ったWR250Xです。
バイク屋さんで新車を納車後、そのままお預かりで全体に渡って手を加えました。
ハンドル周りはZETAパーツでごっそり交換。
トリプルクランプは3mmオフセット仕様で安定感がノーマルとは大きく変わります。
ハンドルバーもSX-3に、もちろんハンドガードも取り付けて防御も固めます。
ハンドル幅はオーナー様のこだわりで、若干カットして体格に合わせています。
クラッチレバーは丸々パーチへ変更。
レバー操作が軽くなり、遊びの調整も簡単です。この暑い時期は結構遊びが変わるので特に効果的ですね。
また、スロットルチューブはカシマコート仕様のアルミへ変更。若干ハイスロットルにもなります。
更に、フロントフォークにカシマコート処理を施しました。
フリクションの軽減で、サスの動きが格段に良くなります。
動き過ぎて最初は戸惑うかもしれません。なので、アジャスタでセッティングも見直します。
フォークに色がついて一気に高級感も増しましたね!
アクスルシャフトは前後ともZETAのチタンに。
チタンシャフトって、しなる特性が強く出ていて、非常に曲がりやすくなります。
特にこの車両ではトリプルクランプの交換、カシマコート処理と相まって、
ハンドリングが完全にノーマルと別物になっています。
そして、オーナー様のご希望でフォグランプも取り付けました。
固定位置に悩みましたが、フロントフェンダーのボルトを利用してステーを固定しています。
中々収まりも良く、干渉もなく取り付け出来ました(^_^)
左右についているので相当に明るいです。メインのヘッドライトもLED仕様で照射範囲・光量共に死角はありません。
排気はSP忠男とFMFパワーコア4の定番の組み合わせ。
ただ取り付けるだけでも十分に効果的なのですが、今回は吸気系も触ります。
エアクリーナーの封印を外して拡張。大幅に吸気と排気の効率が変わるので、インジェクションコントローラーのI-CONで補正します。
補正幅はかなり大きく、メーカー推奨の値からは随分かけ離れた数字になりました(^^;)
でも、それだけに効果は絶大。I-CONのON/OFFで物凄く変わります。
あとね、極めつけはボルト類です。
このバイク、外観から見えるボルトの大半がチタンに置き換わっています。
エンジン周りはもちろん、ディスクローターボルトやスプロケットボルトなども。
一番お金の掛かっているところがここだと思います・・・
ボルトサイズの選定が一番大変なんですけどね!
いやー、WRって結構お金の掛かった車両は多いのですが、
ここまでのはあんまり見かけません。派手さを抑えて機能部品に絞ったカスタムで、
かなり渋い感じになったかな、と思います。
大変でしたが非常にやりがいのある作業でした~。