マディ対策の重要性

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先日、JNCC・長野県エコーバレースキー場大会に出店してきました。
JNCCと言えば日本最大規模のクロスカントリーエンデューロレースです。
スキー場という会場を活かしたコース設定で、ゲレンデをダイナミックに上り下りする
気持ちの良さそうなレースです。

・・・僕は前々回の大会でエンジンを壊してヒヨっているので出店のみです。

それはさておき、今回のレースは天気予報では雨予報でした。
前日の土曜日~日曜日に掛けてほぼずっと雨予報です。
と、いうことはマディコンディション確定ということですが、
実際には土曜の夜~朝に掛けて降ったのと、午後に一時降り出したという形で
日中を通して降りはしませんでした。が、泥はガッツリ付きそうな状況です。

みんな各部に泥が付着していますね。
このあとレース終盤にかけて雨が強くなり、一気にコンディションが悪化しました。


ここでオススメなのが、ZETAのフェンダーマットです。
かつてMUDOFFというブランドで販売されていたものと同一のものを2年ほど前に復活させた商品です。
これは特殊なスポンジシートで、泥が付着し辛く、水も含みにくいので
これを貼り付けることで泥でバイクが重くなるのを軽減してくれる効果があります。

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フェンダーマット未使用


レースを終えたAA-2クラス松尾選手のバイク。
車体外装の表面はMAXIMAのSC-1をスプレーしているので比較的泥が「載って」はいませんが、
車体下部の方はかなり積もってますね。



これはかなりの車重増加があると思われます。
ラジエターは風通しが悪くなることで、オーバーヒートしやすくなるという懸念もあります。

フェンダーマット使用


一方こちらは松尾選手のチームメイトであるサスケ選手のYZ250FX。
車体各部にZETAのフェンダーマットを貼り付けることによって、かなり泥の付着が抑えられていますね。

 
スキッドプレート周りもこの通り。
泥の重さというのは土質にもよりますが、結構洒落にならなくて
対策の有無で10kg以上の差が出ることも多々あります。
車重が10kg、20kgも変化したらサスセッティングも当然崩れますし、なにより乗っていてしんどいでしょう。
3,000円もしない商品一つでこのリスクを減らせるなら安いものです。



そして、先ほど軽く触れましたが、MAXIMAのSC-1というスプレーは
車体の艶出し効果と同時に、泥の付着をかなり軽減してくれる効果があるので、
フェンダーマットが貼りづらい箇所にはこれをスプレーしておくと有効です。

同じような効果を持つケミカルとして、こちらも昔から定番です。
YAMAHAのマッドプルーフ。

こうした対策は、コースコンディションが悪くなればなるほど差が出ます。
軽さはライダーのスキルに関係なく、誰にでも影響する部分なので、
バッチリ対策して高いパフォーマンスで走りたいですね!

 

 

おわり


寺尾 拓郎

この記事を書いた人

店長

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