先日ご紹介したKLX230ツーリング仕様の部品構成を一部変更してスポーツ仕様としてこしらえてみました。
共通パーツが沢山あるので丸っきり違うわけではありませんが、
ツーリングには欲しいけどスポーツ走行(林道・コース走行)には不要かなと思われる部分を取り外したり、
構成を変更した仕様になります。

スクリーン・サイドバッグ・タンデムステップが無くなったことが外観に大きな影響を与えているでしょうか。
リンクもツーリング仕様ではローダウンリンクを装着してややリア下がりになっていましたが、こちらは元の姿勢に戻っています。
ZETAのRX-2クランプを使用してテーパーハンドルバーに変更。
強度アップとしなり特性が得られます。

また、ハンドルに隠れてしまっていますが、プリロード調整が可能になるZETAのフォークトップキャップも装着。
そのままでも良いですが、ハイスピードやジャンプを考えると少しスプリングにテンションを掛けた方が乗りやすいかと思います。
今回は一緒にハンドガードも装着しているのでハンドルのしなりは失われていますが、
コース走行であればハンドガードを外して、ハンドルのしなりを活かす方向にしても良いでしょう。
ハンドガードはZETAのPROアーマーハンドガードとサイドマウントの組み合わせで装着。
これが最強の固定方式。激しい転倒でもハンドガードのズレはほぼ皆無。

今回はスポーツ仕様ということでリヤスプロケットを大型化。
純正の40T→46Tに変更しています。
チェーンガイドはZETAの試作品で、50Tまでのスプロケットに対応可能となる予定です。
トレールバイクのよくあるギヤ比はフロント13Tのリヤ40T。
近年は高速寄りの設定が多く、フロントが14Tのパターンもありますが、
正直エンジンパワーに対して重すぎるギヤ比で6速が回っていないんじゃないかなと感じます。
(自転車で坂道を重ギヤで走るイメージ)
逆に、モトクロッサーはフロント13Tのリヤ50Tくらいが普通。
なので、46Tという数字はモトクロッサーほど極端では無いものの、
加速は鋭くなり、街中でもそこそこ扱いやすいギヤ比と言えます。
オフロードで言えばノーマルのギヤ比では1-2速ばかり使うような走りが2-4速も結構使えるようになります。
ZETAのラインテールキットやDELTAのバレル4サイレンサーも
ツーリング仕様と変わらない構成ですが、スポーツ走行にこそ軽量化とパワーアップは効くのでオススメです。
ついでにタンデムステップも結構重いのと、リヤ荷重を掛けたいときに結構身体に接触するので邪魔なので
外しておくと随分乗りやすくなります。
モトクロッサーKXを踏襲した外装デザインとフラットなシート形状もまたスポーツ走行にこそ
大きく活きてくるポイントです。
前乗りしやすいのでコーナリングのしやすさがトレールバイク史上No.1かもしれません。
車体がコンパクトな分モトクロッサーより曲がりやすいかも・・?
そんなわけでKLX230スポーツ仕様のご紹介でした。