昔の店舗に思うこと

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ここ一年ほどでしょうか。ヴィレヴァンこと
ヴィレッジヴァンガードに関する報道を良く目にします。
内容はここでは深く掘り下げませんが、簡単に言うと、独立した店舗である路面店と、
イオンモールなどに入っているモール店の比率に関するお話が多いかと思います。

画像はGoogleストリートビューより 今は取り壊されてしまった長久手市イースト店です。

 

最近よく目にするのはもっぱらモール店で、路面店に関しては悲しいかな、
閉店が続いておりダートフリークのある愛知県瀬戸市周辺でも
ここ5年以内に3つの路面店が閉店しました。

路面店って独特の怪しさやアングラな雰囲気があって楽しかったよね・・・
今の明るいモール店も好きだけどさ~

と思うことが度々あるのですが、思えばかつてのダープラ・・・
じゃなくて当時の名称であるダートフリーク名古屋店もそんな雰囲気でした。


2006年までダートフリークが入居していた倉庫。一昨年解体され現存しません。

20年前のダートフリークは今のような自社の建物ではなく、
愛知県尾張旭市というところにある大きな倉庫を借りて運営していました。
その一角に直営店であるダートフリーク名古屋店もあったのです。

そこそこ年季の入った倉庫内にちょいボロの什器を並べ、
輸入品のウェアやパーツを雑多に並べていました。
当時はZETAも黎明期で、DRCやMAGNUM(覚えているかな)といった
自社ブランド品もそんなに種類はありません。
オフロードと言えばほとんどの製品が輸入品でした。

故に、輸入品で固められた店内はアメリカンというかヨーロピアンというか、
普通のバイク用品店では到底見かけないような商材で溢れていました。
これが路面店のヴィレヴァンに似た空気感があったのです。

当時大学生でXR250に乗り始めだった僕は、初めて来店した際、衝撃を受けました。
なんだかわからないけど舶来品に囲まれたゴチャゴチャした空間がオシャレに見えて、
それはとても楽しかったのです。
あまりにも楽しかったので、募集もしていないのに
当時の店長にアルバイトしたいと連絡し、およそ18年・・・今に至ります。

面白かったのは、当時の店舗に一目ぼれしてアルバイト入社したのに、
二カ月後には今の社屋に引っ越しとなったことです。
そう、2006年7月にダートフリークは現在の愛知県瀬戸市に引っ越ししてきたのです。
(ダートフリークストアとしてリニューアルオープンしたのは9月)

僕がアルバイト入社したのは5月のこと。
とても短い期間でしたが、引っ越し作業含めて面白かった思い出ですね。


現在の瀬戸の社屋もそろそろ20年になります。
世の中もオフロード業界も色々と変わりましたが、今の店舗はどうでしょうか。
昔のようなワクワクした空間を提供出来ているでしょうか。

今年は大規模な模様替えと装飾の刷新を行いました。
いずれまた別のリニューアルをするときも来るでしょう。
ただ、いつもお客様がワクワクしてくれるようなお店でありたいなと思います。

 

 

 

 

 

なんだかいい話っぽい感じにして〆ます。

おわり


寺尾 拓郎

この記事を書いた人

店長

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