脅威の4.6万円ニーブレース
近々発売開始になる、アルパインスターズの新型ニーブレースです。
商品名はRK-1プラズマニーブレース
ドエレーCOOOOLな名前です。
価格もCOOLで、定価46,090円でございます。お安い・・・
通常ニーブレースと言えば、7-8万円からというのが相場ですが、
この製品はその相場を大きく下回っています。
近年、ニーブレースの必要性が広く認知されるようになり、
トップライダーやモトクロスガチ勢ならずとも、装着率が上がっていると感じます。
実際、大ジャンプを飛ばなくても転倒で膝を傷める可能性はいくらでもありますので、
初心者の方でも装着するに越したことはありません。
ただ、これからオフロードを始めるという方や、
それ程ガッツリ乗るわけではなくて・・・という方にとって、7-8万円以上の出費は中々辛いものがあります。
故に、初心者のうちはニーシンガードで、というのが一般的なのですが、
理想はニーブレースというところで歯がゆい想いがりました。
そんなところに彗星のごとく現れたのがこのRK-1プラズマニーブレースでございます。
外観チェック
まずは表面と裏面を見ていきましょう。
いたって普通のニーブレースといったビジュアルですね。
余談ですが商品名のプラズマというのは、裏面から見える膝パッドの赤いクッション材のことで、
正式名はNucleon PLASMA ニュークリオンプラズマと呼びます。やたら凄そうな名前です。
動きのチェック
伸ばして曲げて、動きはとてもスムーズです。
アルパインスターズのニーブレース伝統のギミックとして、膝カップがゴムバンドで固定されていて
膝を伸ばすときにバインッと動きをサポートしてくれます。
装着して実際に動いてみても、動きのストレスはほぼ感じません。
とても快適です。
ここで、1点注目して頂きたいのが、
膝の内側のストラップループがフレームの下側にあること。
これは、ニーグリップの邪魔にならないようにという配慮だそうです。
中々細かいことまで気が回るじゃないの~。
可動範囲の調整機構
膝関節部には赤いパーツが装着されています。
これは、膝の伸展具合を調整するもので、画像では0℃が付いていますが、
ここをパーツ交換で細かく可変させられます。
この豊富な角度違いのパーツが最初から付属しています。
ここはお好みで付け替えて使用して下さいね。
防御力はいかほどか
ここまで商品仕様を色々とご説明しましたが、 肝心の防御力はどのくらいでしょうか。
結論から言うと、PODのK4やアルパインスターズの上位モデルであるRK-7・RK-10には及びません。
簡易ニーブレースと位置付けた方が良いかな、という防御力です。
この剛性を見て頂ければわかりやすいでしょう。
片手でも力を加えるとある程度変形する柔らかさで、
膝関節の捻じれ耐性もFRPやカーボンフレームのニーブレースに比べると劣ります。
もしかすると、本格ニーブレースでは守れる場面でも、
このニーブレースでは守り切れない場面があるかもしれません。
故に簡易ニーブレースと位置付けています。
ただ、メリットもありまして 骨格的に既存のニーブレースが合わないという方でも
このニーブレースならばこの柔らかさで
柔軟にフィットするので装着しやすいと思います。
ということで、記事の冒頭で挙げたような初心者の方やライトユースの方、
骨格的にニーブレースが合わないと諦めていた方にオススメしたいニーブレースと言えます。
少なくともニーシンガードよりは遥かに高い防御力を持っていますしね。
軽さはどうか
サイズはL\XLサイズとS/Mサイズの2ラインナップ。
画像の左側がL/XLです。一回り大きいですよね。
L/XLの実測値はほぼ600g。軽いですね!
S/Mサイズは実測でほぼ500g。
小さい分更に軽いですね。これはカーボンに匹敵する軽さです。
というわけで、強度こそ本格ニーブレースには
及ばないものの、フィット感良し・軽さ良し・調整機構良し・価格超良しと
とても魅力的な製品です。
まずはここから始めてみても良いのではないでしょうか!
おわり