BRAKING社から出ているバットフライディスクに新型が出ました。
アルミインナー仕様とセミフローティング仕様の2種です。
適合情報はdf公式を見てね。
まず、アルミインナーというのは、フローティングディスクの内側の部分(ハブと繋ぐ部分ね)
をアルミ製にすることで、軽量化を図ったものです。黒いとこがアルミ。
従来型より16%軽くなったとのことですが、ホイール周りの軽量化ですから効果は実際の重量以上に大きいです。
バネ下重量で、かつ回転する物体ですからね。
次はセミフローティング仕様について。
画像を見てみて下さい。フローティングピンが全周では無く、飛び飛びで付いているのがわかります?
なので、「セミ」フローティング仕様なわけです。
ロードではほぼフローティングが良いとされていますが、オフロードではリジットの優位性もあります。
HRC(モトクロス)はチーム方針でフローティングを使わないんだとか。
そういえば市販車のCRFもリジットです。
理由としては、ワダチでバンクさせたときに、左右に動くディスクだと
ワダチ越しにディスクがパッドを押して、僅かにピストンを戻すのです。
すると、ブレーキに遊びが生まれ、瞬間的にブレーキングが遅れるわけですね。
実感出来るかどうかは難しいかもしれませんが、理屈としてはこういうことなんだそうです。
で、こちらはセミフローティングなので良いとこ取り、ってところでしょうか?
ダイレクト感と放熱性と熱による歪みの無い・・・いいじゃないですか。
そんなわけでバットフライディスク2種の説明でした。
キット内容としては、ディスクにメタルパッド、キャリパーサポートの3点セットになっています。
このキット、肝心の効きはどうなの?って点ですが・・・ハッキリ言ってメチャメチャ効きます。
適当にブレーキ掛けるとライダーが投げ出されるかもしれません。
ディスク径の大型化もありますが、ディスク形状も相当にあるでしょう。ただの大径化とは比較にならない効果です。
昨年、噂を聞きつけた山本鯨選手から電話で問い合わせがあり、直接購入して頂いたこともあります(^ー^)
この商品は本物だぜっ!