新型YZ125をフルカスタム!【YZ125モクモクプロジェクト】第6回:車体組立編(前編)

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週一で進めてきましたYZ125モクモクプロジェクトも大詰めになってきました。
今回から、2回に渡って組立編をお送りいたします。

これまで、

分解編

シート張り替え編

ホイール組立編

フレーム・ラジエター塗装編

サスペンション分解編組立編

って感じで進めてきましたが
これらの仕上がったパーツをいよいよ組み立ててバイクの形にするということです。


組み立て前に、パーツを並べてみましたの図。
壮観ですね。なんだかプラモデルのようでもあります。
それでは組み立てを始めましょう~

エンジンを載せる


まずはフレームにエンジンを載せます。
2サイクル125ccなので軽いと言えば軽いのですが、片手で持てるようなものでは無いので、
フレームに載せるのは神経を使います。
フレーム内で落っことしたりすると、せっかくの塗装に傷を付けてしまいかねないので慎重に。
最初の作業ですが、一番気を使う部分です。

上手く載せられたら、エンジンハンガーを接続して固定します。
これでエンジンが載りましたね。

スイングアームとリンクの組み立て

次は、後ろ足を組み立てましょう。
スイングアームとリンクです。


ZETAのアジャスタブルリンクに変更したコネクティングロッド、
入念にグリスアップしたスイングアームを組付けます。


リヤサスペンションも装着しますよ。
黒いボディとゴールドスプリングが実に映えます。

これで、後ろ足が組みあがったので床での作業から移行して、スタンドに載せます。

リヤホイール

次は、リヤホイールを付けましょう。
ホイールを付けると重心が後方に寄るので、フロント周りの組み立てが安定して作業できます。


ここで、オススメしたいのがチェーンアジャスターのボルト。
通常スチール製のボルトですが、この部分は水が掛かりやすく、洗車時にも高圧の水を受けて
錆や固着が起こりやすい箇所です。
この部分をZETAのチタンボルトに変えてあげると、錆の心配が無くなります。
固着防止にスレッドコンパウンドを塗って取り付けると良いでしょう。




ブレーキがまだ組みあがっていないので仮固定ですが、リヤホイールが付きました。

トリプルクランプ・フロントフォーク


フロント周り=前足の組み立てに入ります。
まずはトリプルクランプを組付けましょう。
ステムベアリングは大きな負荷を受ける箇所で、洗車時に水の侵入が起こりやすいので
しっかりとグリスアップして組付けます。
定期的にチェックしたいポイントですね。

トリプルクランプが固定出来たらフロントフォークを差し込みます。
突き出し量が左右でズレ無いように注意して固定しましょう。


フォークを固定しているピンチボルトはチタン製に変更しています。
さりげないようで意外と目立ちます~。

フロントホイールも流れで装着しちゃいます。
これで前後の足が装着されました。

車体の形になりました

エンジンが載り、前後の足が付くと随分バイクらしくなります。
ここからはシルエットの変化は少ないですが、重要な部品を色々取り付けていきましょう。


ハンドルはODIのPODIUMハンドルバーを採用。
28.6mm径のテーパーハンドルですが、ブレースを装着して剛性を高めています。
いたずらに剛性を高めているのではなく、ブレースは伸縮式で、
内部にエラストマーと言うゴムのクッションを内蔵。
ハンドルのしなりに応じてクッションが程よく剛性をサポートしてくれます。ただ固いだけのハンドルではありません。


クラッチレバーはホルダーごと交換して、ZETAのPIVOTパーチを装着。
クリック式のアジャスターが非常に扱いやすく、遊びの調整がスピーディに可能。
もちろんPIVOTレバーなので破損にも強いです。



グリップはハンドルと同じODIのロックオングリップ。
クラッチ側・アクセル側ともにボルトオン固定で接着剤いらずです。

終わり・・・ません

その他、電装部品やキャブレターを取り付けたところで、
本日の作業は終了となります。
車体を組み立てると少々お時間が掛かるので、1日では終わりませんでした(^^;)
続きの作業は来週以降に持ち越しとなります~


寺尾 拓郎

この記事を書いた人

店長

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