三年ほど前に書いたトレールタイヤの選び方という記事が凄くアクセスが多く、参考にされまくっているというありがたいありがたい評価を頂いているのですが
もう時間が経っているのでリライト(書き直し)しようと思います。
なので2021年版でございます。
はい、まずトレールタイヤというものの定義ですが、公道走行が可能で、市販オフロードバイク=トレールバイクに履かせるタイヤとします。
なのでFIMエンデューロタイヤは公道走行可能ですが除外します。
そしてトレールタイヤの選び方についてですが、これはON/OFFの比重をどうするかという話に尽きます。
例えばON性能を重視するとオンロードでのグリップは高くなり耐久性も高くなります。
ブロックのボコボコ感がないので乗り心地も良いです。
しかしながら路面を掻く力が無いのでオフロードではグリップ弱いです。
逆にOFF性能を重視するとオンロードでは滑りやすく、うっかり転倒しそうなヤバいタイヤもあります。
これは冗談ではなく、かつてミシュランのクロスAC10というタイヤを履いて
公道でズッコケたライダーは数知れず・・・です。
路面との摩擦を面ではなくブロックの点で受けるため、耐久性も低いです。
押し歩きするだけでボコボコした感触が伝わってきますが、乗り心地も悪いですよ。
一方オフロードではしっかり掻いてくれるのでとっても楽しく乗れます。見た目もカッコ良いし!
例を挙げるとブリヂストンのトレールタイヤはON/OFFの比率が50:50のTW301/0302を基準とし、
ON/OFF比率100:0に振ったBW201/202、70:30のAX41があります。
TWは無難です。超無難で林道ツーリングも高速走行も普通にこなせる優等生。
他メーカーの同等品に比べ耐久性で勝るのもポイントでしょうか。
セローやWRの純正はコレでしたね。
BWは脅威のオンロード100%というタイヤで、見た目の通りオフロードは切り捨てています。
一部で耐久性2万kmと言われていますが、これ本当です。
バイクのパワーや乗り方にもよるでしょうが4st250のバイクならそのくらい持ちます。
もちろんオンロードでのグリップも高く、モタード化までははムリだけどオンロードで気持ちよく走りたいぞという方にはうってつけ。
AX41はまだ1,2年前に発売されたばかりの新商品で、オフロード寄りの性能を持ち見た目以上にグリップしてくれます。
流石に泥濘地は厳しいですが、固めの締まった路面なら中々に速いタイヤです。
見た目で軽視されやすいですが、ダンロップのD603なども侮れない性能持ってます。
こんな感じに性格の違う3つのパターンのタイヤがあるので、自分の使い方を考慮して選んで頂ければと思います。
基本的にブリヂストン・ダンロップ・IRC・ミシュラン・ピレリの5メーカーに悪いタイヤはありません。
使い方と選択したタイヤのマッチングさえ間違えなければどれも良い性能を発揮してくれます。
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この記事は動画版もありますので是非ご覧ください(^_^)
https://youtu.be/5qOs5K1yP0k