昨年発売され好調なセールスのブリヂストン・BATTLECROSS E50。
これが発表されるとき、周囲の期待は正直裏切られたと思います。
なぜなら日本の市場が期待していたのがIRCのゲコタに代表される柔らかタイヤ=ガミータイヤだったから。
ま、蓋を開けてみればガミータイヤに引けを取らない難所のグリップと
モトクロスタイヤに迫るハイスピードでも扱える性能で調子良かったという評価でした(^^)
ただ、それでもガミータイヤへの要望は強く、
ハード系を含む周回レースが基本である日本のエンデューロではガミータイヤが人気です。
なので・・・ちゃーんと用意してくれていました。
その名もE50EXTREME(EX)
実はE50と同時開発されていたそうです。
しかし、テストに時間を掛けるためか発売開始はE50より1年遅れて今年の11月になったとのこと。
CGCにプロトタイプが持ち込まれていたので、触ってみたという方も複数いらっしゃると思いますが、
実際柔らかいですよ。
それでもFIMエンデューロタイヤベースのガミーなので、
通常のガミータイヤより汎用性に優れたバランスを持っています。
海外からの要望から開発がスタートしたというE50とE50EX。
E50EXのターゲットはズバリ エルズベルグロデオ。
開発担当の方は昨年のレースを現地まで視察に行ったとか。
エルズベルグはもう周知のレースでしょうから概要は割愛しますが、
このレース・タイヤのエアボリュームが重要とされているそうで(参考:OFF1.jp)
通常のガミータイヤよりもFIMタイヤが多く選ばれているとのこと。
この辺り正確にはFIMタイヤって呼んで良いのかわかんないですね
OFF1でも紹介されている一例を挙げるとMETZLERの6DAYS EXTREMEのスーパーソフトという仕様。
全然知名度ありませんが日本でも買えます、一応。
そんなわけで今の世にE50EXは出てきたというわけです。
現在でもMICHELIN ENDUROやSHINKO 216は柔らかくて人気ですしね。
このタイヤの登場で日本のエンデューロシーンに変化はあるのか、エルズベルグでこれを履いて
完走するライダーはいるのか。
とりあえずJNCC最終戦・爺ヶ岳大会にBSライダーはこれを履いてくると思われます。
注目して待ちましょう~