チェーンはいつ交換すればいいの?

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ダートバイクプラス大阪の岩本どす!
本日チェーン交換のタイミングと交換の仕方についてです!

今回の作業車両はコチラ!

CRF250Lで約20000kmほど走行の車両です。
乗り方にもよりますがドライブチェーンの交換目安は15000km-30000kmほどになります。

では状態を見ていきましょう!

指をさしている部分が少し曲がっています。
これはチェーンローラの部分にゴミが溜まり本来スムーズに動いてくれるローラ部分が固着してしまっている状態です。
こうなってくると交換目安になります。こうならないためには普段の清掃と給油が大事です!
チェーンクリーナーとチェーンルブはコチラ


先に岩本的外す順番をお伝えします!
※チェーンスプロケット同時交換の場合
フロントスプロケットボルトを緩めるだけ→チェーン→フロントスプロケット→リヤスプロケット
の順番で外していくとやりやすいですよ!
理由はリヤホイールを外しやすい。付けやすい。ということです。
チェーンがあるだけでスプロケットの部分が引っ掛かり取付も取外しも少しやりずらいです。
取付の順番は
フロントスプロケット仮締め→リヤスプロケット→チェーン→フロントスプロケット本締め
がオススメです!
フロントのスプロケットは全てから取り付けてから本締めがいいです!
その際は基本的には外す時と同じようにしてください!

今回はチェーンスプロケットも同時交換ということでまずは工具を用意しましょう!

ではドライブチェーンをカットしましょう!

こちらのプロチェーンツールはカット。圧入。カシメのすべてをこなす最強ツールです。
商品自体も使用しやすく。コストバリューも優れています。
420-428-520-530サイズのチェーンに適応しているのでどんな車両にも使えます。
使用方法は下記リンクにあるので作業時にチェックをしてください。


チェーンを圧入カシメをするときはしっかりと確認してください。

次にフロントスプロケットの状態を確認しましょう!
ドライブカバーを外すとスプロケットが見えます。ボルト2本で取付されているので
2人で作業する場合はリヤブレーキを踏みながら緩めてください。
1人で作業をする場合はギアを入れてからボルトを緩めてください。
なぜギアを入れるって?:ニュートラル状態ではスプロケット固定ボルトを緩めようとするとシャフトも一緒に回るので緩みません。ギアを入れることによりシャフトの空転を防ぐので緩められます!

新品のスプロケットと見比べてみましょう!

パット見は大丈夫そうですが違う角度から見てみましょう!

ちょっと見にくいですが左が新品スプロケット。右が付いていたスプロケット。
新品に比べると尖がっています。まだ使えないことはないですが新品チェーンと右のスプロケットを併用してしまうと
チェーンの早期摩耗の原因になるので交換しましょう!

次にリヤスプロケットも確認ですね。
こちらはまずリヤタイヤを外してください。
シャフト側のCRF250Ⅼであれば左の19mmレンチでシャフトを抑えながら右側24mmのレンチで緩めてください。
あとはホイールを車両から外せば作業の準備完了です。

スプロケットボルトは対角線上に緩める。締める。を徹底しましょう。
片側ずつ緩めていくと片側にすべての力が加わってしまうので金属疲労の原因になります。
徹底しましょう。
そしてスプロケットを外すならこの工具だよね(*´▽`*)


普通の工具だとホイールにレンチが当たりそうになりますがこちらの工具は取っ手の部分を曲げて当たらない様になっています。
今回使用したのは17㎜のスプロケットレンチになります。
六角レンチでボルト側を抑えてナットを緩めてあげてください。
ではリヤスプロケットも状態を見ていきましょう。

こちらもフロントスプロケットと同様にぱっと見大丈夫そうですが角度を変えると

少し尖っているので交換ですね!

基本的にはフロントスプロケットの所では少し話しましたが
チェーンを交換する際はスプロケットは同時交換がオススメです。

取り付けるときはトルク値をしっかりと確認の上で取付をしてくださいね!
緩すぎても締めすぎても良くないですよ!

完成状態がコチラ!

GOLDのチェーンが映えていますね!
チェーンは交換をしてから1000kmほどで初期伸びがあるので
しっかり点検してくださいね!
調整が出来ていないと駆動力低下と早期摩耗の原因になります!

足回りのメンテナンスをすると手が汚れちゃうのでこちらがオススメです。

素敵なバイクライフにするにはメンテナンスは大事ですよ!
瀬戸店と大阪店では作業も受付しています!
じゃんじゃんお声掛けくださいね!

ちなみにメンテナンスするにはどういったスタンドがいいかも下記リンクにあるので参考にしてください!


岩本 圭峻

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