タイヤ交換の時はここは見て!

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ダートバイクプラス大阪の岩本どす!

タイヤ交換の際に確認して頂きたいことをまとめました。
みなさん交換の際は必ず確認してくださいね!

まずタイヤの外し方などはコチラのブログを見てください!
1-10まで説明しています!

タイヤを外し終えたらまずチューブを確認してください。

根元の白い部分が腐食しています。こうなってくると根元の部分からゴムに裂け目が出来て漏れてきます。
この状態ならチューブは必ず交換してください!
基本的にビードストッパーを付けて林道やコースに行く方はエアバルブ部分のナットを少し緩めで閉めます。
理由
空気圧を落として走るのでホイールの駆動力にタイヤが付いてこず、チューブがズレてしまいます。
その際完全に締め切ってしまうとエアバルブ部分のみで固定されているので負荷が掛かりエアバルブの根元からちぎれてしまいます。
その為、少し緩めで固定します。
上記の理由でナットとホイールの間に隙間が出来てしまうわけですがその隙間から洗車の際や雨天走行時に泥水が浸入し腐食しやすくなります。
そういったリスクから少しでも解消してくれる商品はコチラです。


泥の侵入とナットの代わりにエアバルブをゴムで軽く固定し、チューブのずれを柔軟に吸収してくれます。


次にホイールの錆を確認してください。
錆が多すぎると尖ってしまい、パンクの原因になります。最悪ホイールに穴が開いてしまいます。

真鍮ブラシで錆をある程度取ってあげてください。
ホイールを手で触った時に明らかな凹凸がない程度まで磨いてあげてください。

このぐらいまでとりあえず磨ければ大丈夫です。
磨いた後はエアを吹いてください。その後、手で触って明らかに尖がっているものが無ければ大丈夫です。


ホイールの組付け後はチェーンの点検をしてください。
チェーンの調整がしっかりと出来ていないと加速不良や異音。走行中にチェーンが外れ走行不可になります。
最悪チェーンがエンジンに当たり、エンジンが割れちゃいます。(これは同時にケースセイバーも割れます。)
オフロードバイクとオンロードバイクではチェーンの調整幅は少し異なっています。
オフロードバイクでは悪路を走行しますので路面が凹凸です。その凹凸の衝撃を吸収してくれるのがサスペンションなわけですが
サスペンションに負荷がかかるとチェーンがピーンと張ります。ご自身のバイクで試していただくとわかりますが
無負荷時のチェーンの遊びと車両にまたがった時ではチェーンの遊びにはズレが生じます。
まずはチェーンの確認ですがまずリヤタイヤを浮かせた状態でタイヤを回して一番張っているところ探しましょう!
慣れてくると目視で分かりますが最初の内は少し回して指で下側から上に押して全周確認してください。
画像のような感じで確認をしてください。手が汚れたくない人は軍手か当社のメカニックグローブを推奨します。

張っているところで調整する理由は緩い所で調整をしてしまうと
元々張っているところに必要以上にテンションが掛かり、チェーンの早期摩耗。スプロケットの早期摩耗に繋がります。
最悪チェーンが切れてしまい、後続車への事故にも繋がります。
こちらの車両は主にオンロードで使用ということで緩かったので調整をしました。

オンロード走行:無負荷時張り20-30mm
オフロード走行:無負荷時張り40-50mm
上記は乗り方や車両などによって変わります。
おおよその数値になりますのでオーナーズマニュアルもしくはサービスマニュアルを参照してください。
調整の仕方はリヤのアクスルシャフトを緩めてから左右のアジャスタで調整してあげてください。
左右に下画像のように目盛りがあるので左右ともきっちり合わせてくださいね!

車両は違いますがオフロード車はこのような調整がメインです。
セローやミニバイククラスになるとまた調整の仕方は違います。

みなさんタイヤ交換の際は上記の内容については必ずチェックしてくださいね!
作業終わってから上記のものが原因でパンクしちゃうと2度手間になってしまうので時間がもったいないですよ~。
調整の仕方などわからないときはアドバイスをしますよ!

良きバイクライフを~

途中少し話を入れました当社のメカニックグローブです。


岩本 圭峻

この記事を書いた人

スタッフ

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