ダンロップでいうD908やブリヂストンでいうGRITTYシリーズがそうなのですが、
ざっくり言うと公道を走れるエンデューロタイヤのことです。
リヤのブロック高がFIM規定により13mm以下に設定されており、
エンデューロで使うような山中の路面に対するインパクトを抑える配慮がされています。
・・・で、こういうタイヤの特徴なのですが、まず高いと言うこと。
MXタイヤやトレールタイヤに比べ生産量が少ないが故に価格も高めに設定されています。
リヤで言えば1万円強はしますね・・・。
そして、グリップもブロック高が13mm以下という制限が故に
純レース用のタイヤに比べ劣る場合がほとんど。
実際、ダンロップを例に挙げるとD908よりAT81の方が性能面では優れています。
なので、公道を使用するJECの様なレースや自走派のライダーにはちょっとした悩みなのです。
「ホントは純レース用タイヤを履きたいけど、公道不可だし規定に合わないし・・・」といった具合に。
さて、本題です。
今回シンコーから新しいタイヤが出ました。
FIM規格対応のエンデューロタイヤ・216MXと216SX(SXはリヤのみ)です。
公道OK!それでいて安い!グリップも良い!良いことづくめの凄いヤツです。
まず価格ですが、ダープラ価格では以下の通りです(税抜き価格)
80/100-21 ¥6,500
90/100-21 ¥6,933
90/90-21 ¥6,667
140/80-18 ¥9,650
安い!安いよ!MXタイヤと同じか安いくらいです。
これはJECライダーや林道ツーリングライダーにはとても嬉しいですね(^_^)
因みにこのタイヤってね、元々ゴールデンタイヤのものなんですよ。
シンコーはゴールデンタイヤのOEM生産を受け持っているのですが、
その権利が切れたのでジェネリック的に生産出来ることになったんです。故に金型が一緒。
もちろんゴムの配合とかは独自に見直しされているのですが、このやり過ぎロゴアピールはゴールデンタイヤの名残り。ちょっとクドいですよねぇ?(^^;)
肝心のグリップはどうかと言うと・・・。
既に当店の常連さんやサポートライダー達がテストしていますが、非常に高評価です。
216MXはミディアム仕様で万能型。それでも他のエンデューロタイヤに比べリヤはかなり柔らかいですね。
VE33やAT81くらいの感触でしょうか。
とりあえずこれを履けば間違いはない、というタイプです。
そしてこっちが目玉かな?216SX。こちらはソフトコンパウンドでゲコタやXシリーズ並みに柔らかいです。
パンクに強くなければいけないエンデューロタイヤでこの柔らかさは凄い・・・
難所系タイヤとして十分通用する性能があります。繰り返しますがこれで公道OKですよ。
JECではかなりの武器になること間違いなしです。
因みに、リヤは何故だかチューブレス仕様になっています。
セローのホイールにもそのまま装着出来ますが、スイングアームとの干渉は未確認です。
これが履けたら中々面白そうですよね。
因みにサイズが140表記ですが、これは測定部位の違いによるもので
実際には120サイズとお考え下さい。
以上、シンコーFIM対応エンデューロタイヤのご紹介でした。
まだ他ではあんまり売ってない新作でございます。WR250RやKLX250・CRF250Lにも履けますよ!
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