※この情報は古いです。※
新しい記事がございますのでこちらからどうぞ
新車でオフロードバイクを購入したお客様が最初のタイヤ交換をする際に悩むこと。
「なに履けばいいんだろう?」ってことですね。
数千キロ走れば自分の使い方はおのずと見えてくると思います。
林道やコース走行などオフロード使用が多いのか、通勤・ツーリングでオンロード使用が多いのか、
あるいはどっちも譲れないとか?
公道走行可能なトレールタイヤでも選択肢は色々。用途も千差万別ですね。
そこで、迷った方はこのチャートを参考に選んでみて下さい。
価格以外はこれを見れば一目瞭然です。
僕も学生時代はトレールタイヤをあれこれ試し、オフもオンも沢山走ってきました。
お客様の車両にも多数取り付けて減り方や感想など色々伺ってきましたので、正確性は結構高いと思います。
全ての基本となるのはダンロップのD605。
オフロードとオンロードの性能は丁度半々で、用途を問わず使用できる間違いのないタイヤです。
走行性能では同等なものの、ライフでやや有利なのはブリヂストンのTW301/302ですね。
少し価格が張りますが、タイヤセンター部に固めのコンパウンドを使用しているので、
舗装路で偏摩耗し辛くライフが長いのがポイントです。
オフロード性能を重視したい方はピレリのMT21やミシュランのアナキーワイルド、ダンロップのD603がオススメ。
ブロック間が広く取られ、ブロック高もやや高めになっているので路面を「掘る」力に優れています。
特にD603は柔らかいコンパウンドで砂利道でのグリップが見た目以上に良いのですが、ライフが短いのが悩ましい・・・
更にオフロードに割り切った用途ならミシュランのAC10も良いでしょう。
ほぼモトクロスタイヤと同等のブロックパターンで、他の「オフ寄り」タイヤとは一線を画します。
見た目通り接地面が少なくオンロードのグリップは低いので、オンロードでは注意して走る必要がありますね。
逆にオンロード性能を求める方にはダンロップD604・ミシュランSIRAC、IRC GP210など。
この3つはオフロードも多少は走れます。多少はね!
でも、オンロードしか走らないと割り切ってしまうならブリヂストンのBW201/202はとっても良いですよ。
これは完全なオンロードタイヤですが、ライフが2万キロ前後と非常に長持ちです(実例多数)
オンロードのグリップも当然良く、ロードノイズもほとんどありません。
ちょっと変わり種なのはIRCのTR011ツーリスト。
これはトライアルタイヤの一種で、トレールタイヤでありながらレースにも十分使えるタイヤです。
接地面が多いのでオンロードグリップは良いですし、オフロードではガレ場や根っこにめっぽう強いグリップを発揮。
そこそこライフも長いので、用途を間違えなければかなり使えるタイヤですね。
路面を掘る力は無いのと、剛性が意図的に低くされているので、ぬかるみやハイスピードでのコース走行には適しません。
空気圧管理も他のタイヤに比べるとややシビアかな。
使い方を間違えなければかなり美味しく楽しめるタイヤです。
と、いうわけでトレールタイヤ色々インプレ紹介でした。
悩んだら是非ご参考にして頂ければ。